❝傘❞と聞くと、祖母の遺品整理を思い出す~50本の傘で何がしたかったの?~

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こんにちは。今週のお題は「傘」です。

傘と聞くと普通は梅雨の時期などを思い出しますが、私は祖母の遺品整理で大量に出てきた傘たちを思い出します。

 

祖母が亡くなってから数年、私たち家族はまだ祖父が住んでいたこともあり遺品整理はしていませんでした。

しかし、祖父が掃除をしきれておらずあまりいい環境で生活できていないことが発覚し、その後その祖父が入院したこともあり遺品整理&大掃除をはじめました。

 

以前の記事でもお話ししていますが、亡くなった祖母はお買い物が大好きな人だったので特に衣類やプラスチック収納ケースなどのもので溢れていました。

 

ちなみに以前の記事はこちら⇩

nsbinich.hatenablog.com

そこで出てきた約50本の❝傘たち❞

使えそうなものは残し、錆びていたり古いものは捨てることにしました。この捨てるのが今の時代簡単ではないんですよね。傘の骨組みと布とプラスチックの部分をそれぞれ外し、分別して捨てる必要があります。父も母も職人のように分別作業をこなしていました。(笑)家族の一生分の傘がすでに賄えていそうです。

 

この出来事をきっかけに傘を購入することはなくなりました。傘売り場で見ることもなくなりました。しかし、数年後オーストリアのウィーンで猛烈に欲しい傘に出会ってしまったのです。あの有名な画家クリムトが描いた「接吻」の傘です。大きめのサイズ感がよく、何より傘の一面にあの絵がドンッとプリントされている素敵な傘でした。日本では持っている人はなかなかいないだろうし、欲しかったんです。

f:id:Nsbinich:20200616232806j:plainクリムト【接吻】

 

もう少しで買うところでしたが、家にある大量の傘を思い出し購入を諦めることにしました。2000円で雨の日のテンションが上がるなら、その傘を購入するのも悪くない選択です。しかし、まだ使える傘たちを無駄にするのも嫌で、2000円さえも貴重だと考える今日です。

 

祖母の遺品整理を経験したことで、私の中の❝ミニマリスト❞の部分がさらに強くなったと思います。できるだけ物は買わない。必要な時に必要な分だけ買えばいいと。

 

私は祖母が大好きです。いつもポジティブで元気いっぱいな人でした。なにより祖父にとても愛されていました。ただ、なぜこんなに傘を買ったのかは聞きたかったですね。(笑)

 

祖母が残してくれた傘たちを大切に使いたいと思います。

おばあちゃん、ありがとう!!!