オーストリアでの在留許可(配偶者ビザ)取得方法について

 

今さらですが、オーストリア人と結婚したからと言って、すんなり配偶者ビザがもらえるわけではないことにビックリしました。(笑)

 

なんだかんだで配偶者ビザがもらえたのはなんと元ビザが切れる1日前だったので、この経験がどなたかのお役にたてれば幸いです。そして、自身のメモとしても残しておきたいと思います。

 

 

この配偶者ビザ取得方法について私も以前ネットで調べまくっていましたが、皆さんちょっとずつ言っていることが違ったり、コレ!!という正解を見つけられずにいました。。。。。。実際にビザを取得してみてわかったのですが、まずオーストリアでは州によって多少ルールが異なることと、さらに担当者によっても多少変わってくることが分かりました。なので、他の方々が言っていることが少しずつ違うのは決して間違いではなく、同じ国ではありながらそれぞれ違うルールと別の担当者のもとで申請したためということのようです。今になって理解できました。

 

私が最初にお伝えしたいのは、ネットでなんとなく申請の流れを調べるのはいいですが、実際に自分が申請する役所へ行き、担当者から直接説明を聞くのが早いです。

※役所:自分が住んでいるところのいちばん近いビザを発行してくれるところ。

ルールもちょろちょろ変わるようなので、古い情報で書類を準備しないためにも、とにかく担当者のところへ行くのが確実です。

 

こうして、書類集めがスタートできます!!

 

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↑↑ビザ発行の担当者の方からもらった、必要書類リストです。メモとかそのままでなんか汚くてごめんなさい。

 

×が私(日本人)が集める書類で、××が夫(オーストリア人)が集める書類という意味だそうです。

 

 

うっわ、めっちゃあるじゃん、、、というのが正直な印象ですが、一つずつ淡々とこなしていけば、集まります。大丈夫です。

 

 

日本人が必要な書類

・応募用紙は担当者からもらえます。またはネットから印刷も可能。

・パスポート

・戸籍謄本は入籍した時に使ったものが返却されたので、そのまま使いました。翻訳とアポスティーユを忘れずに!ちなみにビザ申請後も原本は返してもらえます。

・写真はオーストリアの駅にあったスピード写真でとりましたが、なんとなく日本のほうがクオリティーが高いような気がしました。

・婚姻証明書

・健康保険証 ※ちょっとややこしいので下記に書いてます。

・無犯罪証明書、できるなら日本で取得してからアポスティーユを付けてオーストリアに持ち込むことをお勧めします。通常、この証明書の有効期限が3か月な上にウィーンの大使館から申請すると日本から届くまでに2か月かかってしまう(しかもまた大使館に直接受け取りにいかなければならないので、遠方組にはなかなかハード)ので、実質有効期限が1か月となります。私の場合、コロナ騒動で半年くらい期限が切れてしまったのですが、「その間、日本に帰っていないなら、その証明書は有効よ!」とビザ担当のお姉さんが言ってくれたのでセーフでした。ありがたや。しかし、おそらくこれも担当者によって言うことが異なる気がします。オーストリアあるある。

・ドイツ語A1証明書、ÖIF,ÖSD,またはゲーテなど、セファールでドイツ語能力A1が証明できるものなら何でもいいとのことでした。今後もオーストリアに滞在予定の方でこれからドイツ語を始めるのならÖIFがおすすめです。

ちなみに、大卒者はこの証明書が免除になるそうです。あと、確かではないのですが妊娠していると、何らかの別の対応になる様子だったので、該当する方は担当者に相談してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

オーストリア人が必要な書類

・国籍証明書

・住居の証明書

・収入証明書(6か月)、会社からもらった給与明細でOk。

・銀行の利用履歴(1か月分)、窓口に行くと手数料を取られるので、ATMで自分で印字発行すれば無料でできます。なので、営業時間外でも大丈夫です。ちなみに、残高がいくらあれば大丈夫とかはわかりませんが、前の月に入籍して、車買って、引っ越しして、、、個人的にはこんな金額で大丈夫?と思った残高でしたが、大丈夫でした。(笑)

・Info pass für Behörden借金とか、お金の問題を抱えていませんよ、というのを証明するものだそうで、ネットから申請して大体30ユーロでできます。一応、有効期限があるものなので、ビザの申請に合わせて取得することをお勧めします。

 

 

 

ここまでの流れを確認

1、ビザの担当者に必要書類を確認しに行く。

2、ひたすら書類集め。(ネックになるのはドイツ語A1と無犯罪証明書かと。)

3、健康保険証以外の書類をもって担当者のところへ行く。(またはメールで添付しても良いとのこと)

4、140ユーロを支払い、その領収書をなくさずに必ず持ち帰る。

5、健康保険会社に連絡し、結婚してビザ申請したことを伝え、その証拠に上記の領収書をメールに添付する。すると、後日臨時の保険が発行されたことを記す手紙が郵便できます。(これはeカードではなく、ただの紙でした)

6、上記の保険会社から届いた臨時の保険が発行されたという紙をメールに添付してビザの担当者に送ります。

7、担当者から「ビザができたから取りに来て!」の連絡を待つ。

 

 

全ての書類を提出してからだいたい1週間くらいでビザがもらえると聞いていたのですが、私は2か月もかかりました。ビザの期限が迫っていたので、何度か催促する連絡を入れましたが実際にもらえたのはビザが切れる前日。。。。すでに申請をしていればたとえビザが切れてしまったとしても不法滞在にはならないそうですが、なんか怖いですよね。(笑)

 

これは余談ですが、ビザの担当のお姉さんがいてそのお姉さんが書類チェックして、その上司がさらにチェックして、会議にかけられて、ウィーンの本部にいってー、、、とかの工程を勝手に想像していたのですが、手順としてはビザ担当のお姉さんがチェックしてOKであれば、カード制作会社に発注して届き次第もらえるという流れらしいです。以外と単純な工程でビックリしました。

 

ビザを受け取るときはさらにカード発行代としてさらに20ユーロ支払います。そして、“今回のカード発行から2年以内にÖIFのドイツ語A2を取得します。”にサインさせられて終了です。もし、期限までにA2の取得ができなければ、罰金を支払います。確か数万円。。。。変わらず厳しい世の中だな~と思いましたが、語学学校のクーポンもくれました。厳しいのか、優しいのか、、、、、(笑)

 

 

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。もっとシンプルにかつ分かりやすく書きたかったのですが、結果こんな長々書いてしまいました(´ε`;)

 

改めて国外に住むって大変ですね、一生こんなのがついて回るのか~とついつい考えてしまいます。

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