こんにちは。今回はオーストリアでの結婚手続きについてです。
必要書類と手続き方法の情報を得るのにかなり苦労したので、これから手続きをされる方のお役に立てればと思います。
日本人とオーストリア人配偶者がオーストリアで入籍手続きをする場合です。
※日本人同士がオーストリアで入籍する場合や日本人とオーストリア人配偶者が日本で入籍をする場合とは異なりますのでご注意を。
❶Standesamt《シュタンデスアムト》に必要書類について確認する
❷必要書類を集める
❸Standesamt《シュタンデスアムト》に書類を提出し、入籍日の予約をとる
❹Standesamt《シュタンデスアムト》で入籍をする
❺在オーストリア日本大使館に必要書類をそろえ提出に行く
流れとしてはこんな感じです。
では、それぞれの詳細を
❶Standesamt《シュタンデスアムト》に必要書類について確認する
担当者から必要書類の一覧を渡されます。
❷必要書類を集める
①standesamtliche Geburtsurkunde 《出生証明書》
日本で戸籍謄本を取得し、外務省でアポスティーユを付けたものを、オーストリア政府公認翻訳者の方に翻訳を依頼します。
②Reisepass / Personalausweis 《パスポート》
パスポートを持参するとコピーをとられます。
③Ehefähigkeitszeugnis 《婚姻要件具備証明書》
市町村の役場または法務局で取得し、外務省でアポスティーユを付けたものを、オーストリア政府公認翻訳者の方に翻訳を依頼します。
④Übersetzung 《通訳者》
ドイツ語が理解できない場合は、入籍日当日に通訳者が必要。日本語である必要はなく、英語が理解できる場合はドイツ語⇒英語の通訳者でよい。私は彼の同僚に依頼しました。
⑤Apostille 《アポスティーユ》
これは①、③の書類にそれぞれ付けてくださいという意味です。外務省で無料でつけてもらえますが、郵送で申請する場合は送料がかかります。
※翻訳は両方の書類で大体200ユーロくらいでした。書類の内容量で金額は異ります。
❸Standesamt《シュタンデスアムト》に書類を提出し、入籍日の予約をとる
上記の書類を持参し、予約を取ります。
❹Standesamt《シュタンデスアムト》で入籍をする
日本のように役所で書類提出のみとはいかず、イメージは日本の結婚式のチャペルで行うことをします。20分くらい。
❺在オーストリア日本大使館に必要書類をそろえ提出に行く(入籍から3か月以内)
①婚姻届け2通
用紙(記入例も)は大使館でもらえます。書き直しになる場合が多いので、事前にスキャンや写真をとり、メールで大使館の人に確認してもらう。
②結婚証明書
入籍後Standesamt《シュタンデスアムト》でもらえます。
③結婚証明書和訳文
大使館で記入例がもらえるので、それに沿って自分で翻訳文を作成します。
④日本人配偶者の戸籍謄本
発行後3か月以内となるので注意。
⑤外国人配偶者の国籍を証明する書類
パスポートを持参する。郵送の場合は出生証明書の原本を返信用封筒と一緒に送る。
⑥外国人配偶者の国籍を証明する書類の和訳文
大使館で記入例がもらえるので、それに沿って自分で翻訳文を作成します。
これで入籍手続き終了です。
※これは私が住んでいるStandesamt《シュタンデスアムト》の場合であって、別の都市や担当者によっても異なるようです。ご自分で当局へ確認してください。
結婚するにあたりネット上で書類や手続きの方法を調べたが、アメリカや中国、韓国の国際婚姻手続き情報はたくさん出てくるものの、オーストリアの情報は本当に少なかった。
だから、大使館に聞いた方が早いと思ったが、今となればこれが間違いだったと思う。
大使館の情報によると、、、、
例えばウィーンなどでは必要書類が少し異なるようで、日本からアポスティーユをつけた戸籍謄本を日本大使館へもっていけば、それぞれ1000円程度でドイツ語の出生証明書と婚姻要件具備証明書を出してもらえます。
つまり、
①戸籍謄本原本
②出生証明書(ドイツ語)
③婚姻要件具備証明書(ドイツ語)
④パスポート
で書類はいいそうです。
初め私もこの通りに書類を用意しStandesamt《シュタンデスアムト》に提出に行ったら、
「残念だけど、この書類じゃダメ。それぞれ日本語とドイツ語の書類がホッチキスでとめられてないじゃない!じゃないと、私たち理解できないでしょ。」と。
その後、日本大使館にもう一度確認しましたが、「その様な書類は大使館では用意できない。そちらの担当者が日本の書類について理解していないのでは?」と言われてしまう始末。
どうしても戸籍謄本の日本語翻訳(ホッチキスでとめられている)が必要なら、オーストリア政府公認翻訳者の方に依頼しなければならないという情報を得た。
大使館の方は「婚姻要件具備証明書というものは日本には存在せず、オーストリアの必要書類に合わせて特別に用意しているため大使館で発行するもの以外はない。」と言っていたのでオーストリア政府公認翻訳者の方に相談すると、
「婚姻要件具備証明書は日本でとれますよ(*'▽')」と。
(;゚Д゚)はぁぁぁぁぁぁぁぁ?
この時の衝撃は忘れられないですね。本当に。
こうして上記の手続き方法にたどり着けました。
オーストリア人と結婚する日本人は年間何人いるのか、そもそもそのほとんどがウィーンでかと思いますが。。。
この情報を探してる日本人の方に届いたら本当に嬉しいです。私たちのように苦労する必要なんてないですよ!ただでさえ、国際結婚の手続きって大変なのに。
一応細かく書いてみましたが、もっと詳しい情報が欲しいかたはコメントください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。