オーストリアで洗礼式に参加。~式の流れと服装とお祝いとお食事会とかいろいろ~

 

先日、親戚の赤ちゃんの洗礼式に参加してきました。

もちろん私はキリスト教徒ではないし、むしろ何教でもないのですが、洗礼式は初めてでいろいろとオーストリア文化?キリスト文化?を学んだので、次回参加するときに復習するためにも、そして今後参加される方の参考(不安除去)になれば幸いです。

 

 

式の流れ

事前に招待状をいただき、13:30開始ということだったので、遅くとも20分前くらいに行くはずでしたが、到着した時はもう10分前くらいでしたね。(´ε`;)

ほとんどの参加者がすでに到着されていましたが、私たちとほぼ同時位に義両親も到着していたので遅刻ではないです。

 

13:30分開始のはずが、前の洗礼式がおしていて15~20分くらい遅れてスタート。(オーストリアあるある)その間、教会の外で待機していたのですが、これが山のうえの教会で大雨の中気温5度だったので10月なのに極寒でした。

 

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ようやく前のグループの洗礼式が終わり、牧師さんに呼ばれて一同中へ。

もちろん牧師さんはドイツ語で話されているので、私はほとんど理解することができませんでした。

 

式の内容としては、

・牧師さんのおはなし

・みんなで歌(歌詞カードは牧師さんがくれます)

・事前に3文くらいのメモを渡せれていた夫は、5人くらいで前にでて順にそのメモを読み上げていました。(神様、どうかこの子をよろしく。みたいな内容)

・また歌

・なぜか牧師さんが参加者一人ひとりに名前を聞いて回り、「holly 名前」を全員で復唱。

・赤ちゃんの頭に水をかけるのですが、ピッチャーで結構な量をかけていてびっくり。洗髪するような勢いでした。(おでこに数滴たらす程度と聞いていたので。)

・キャンドル点灯

・ゴッドマザーが読みあげる

・牧神さんのお話

 

ざっとこんな感じで20分くらいだったと思います。

 

最後にさりげなく牧師さんが赤ちゃんの父親に50ユーロの振込用紙を渡していましたが、「これは私に対する支払ではなく、なんとか団体に寄付するものです。」と言っていたそうですが、真相は謎だとか。

基本は洗礼式に支払いする必要はないそうです。夫の話によると、18歳の時にキリスト教会から手紙が届き、キリスト教を続けるかやめるかの返信をするそうです。夫はその時にやめるを選択しているので、現在キリスト教への会費?寄付?はしていないそうなんですが、洗礼式を受けている赤ちゃんの親はキリスト教への支払いを続けていることになるので、今回の洗礼式の費用はかからないというのが一応の流れだそうです。

※現在もこの手紙が届くのか、オーストリ全土で共通なのかはちょっとわかりません。ごめんなさい。

 

服装

男性はYシャツにパンツスタイルで、ネクタイをしている人はいなかったです。パンツに関してはジーンズの人もいたり、アウターはカジュアルめのジャケットだったりと、フォーマルだけど、そこまでフォーマルの必要はないといった感じ。

女性はジャケット、パンツスタイルにショートブーツを合わせている人が多かったです。

わたしたちのグループは誰一人、ディアンドルを着ている人はいなかったのですが、一方のグループは男性も女性もオーストリアの伝統的衣装で参加していたのに、正直驚きました。これは親族間で決まるものなんですかね?

ディアンドルにしても、ジャケットスタイルにしてもどちらも胸元ががっっっつりあいているのにびっくりしました。(笑) 文化の違いを感じます。

 

お食事会

教会のすぐ隣にレストランがあったので、そこでお食事会です。ログハウスのような伝統的なオーストリアの建物がとてもかわいかったです。

それぞれ好きなものをオーダーする形式です。普通においしかったですが、特別また食べたい!ともならない感じで、皆さんの評価もそんな感じでした。初めてオーストリアで牛のタルタルを食べたんですが、それがトマトベースで不味くはないけど正直ユッケが恋しくなってしまった。(笑)

 

写真が少なすぎて申し訳ないんですが、なんせ私のiphoneは古くて日本で買ったものなんでシャッター音が凄い。ガシャンカガシャンカとうるさく、とにかく目立ってしまうの嫌であまり写真が撮れませんでした。(笑)

 

お祝いのプレゼントについて

今回の赤ちゃんが生まれて初めて会いに行ったときにすでにお祝いを渡していたのですが、洗礼式の時にも渡すべきなのか、そもそもお祝いの予算はどれくらいなのか、私はオーストリアにきてから赤ちゃんお祝い関連は初めてだったので、いろいろ調べてみたものの正解や平均が分からず、夫に相談するしかありませんでした。

しかし、夫にお祝いのことや洗礼式のことを聞いても、「知らない。」「覚えてない。」ばかり。今回は2人目のお子さんだったので、1人目のときはどうしたのかと具体的に聞くと「何もあげてないし、別に決まりはないよ。あげたければあげれば?」スタンス。

いやいやいやいや、お世話になってるしもちろんあげたいけど、常識を抑えつつ考えるべきなのでは?と言っても「なんで?」みたいな感じで全然話にならない。まあ、お祝いに関してはそれぞれの関係とかが優先してくるし、すべてが一般常識では収まらないことはわかってはいるけど、正直前回(1人目のお子ちゃんのとき)になにもあげなかったという夫には心底ドンびいてしまった。∑(O_O;)

 

ちょっと話は長くなってしまっていますが、初めてお赤ちゃんに会ったときには赤ちゃんグッツとママへのボディケア用品をあわせて70ユーロくらいプレゼントはしていました。で、今回またしても夫はなにも持っていくつもりはなかったようなのですが、なんとか13ユーロくらいのおもちゃをもっていくことに成功。それでも私としては「安くないか?」と不安が残っていました。

そして当日、次々に渡されるプレゼント。服やぬいぐるみという人もいましたが、ほとんどがメッセージカードでした。もちろんそのメッセージカードにはお金が入っています。しかし、いくらかはわかりません。どんどん不安になっていき、夫に“お願いだからググってくれ”となんとか頼み込み、その場で調べた夫は「平均50ユーロらしい」と言いつつ、ようやくすこし焦った様子で「おもちゃに20ユーロ入れてくる」といいだし、それでも20ユーロかよ!!!!!と思い、わたしも20ユーロ出して13ユーロのおもちゃに40ユーロを入れ込み渡しました。

でも、平均50ユーロってことは2人で来てるんだから、100ユーロとなるのが普通なのでは?などとまだまだ不安がおさらない。

 

そうこうしていると隣に義母が返ってきたので、聞いてみることに。義両親たちはやっぱり100ユーロあげたそうです。ちなみにはじめて赤ちゃんに会いに行ったときは商品券を渡したそうです(金額はわかりません。)

義両親と私たちとでは今回の赤ちゃんとの関係性は多少異なるものの、やっとお祝いの基本がわかったような気がしましたね。

義母も言っていましたが、本当は洗礼式の時はお祝いはわたさなくてもいいそうです。しかし、ご馳走してもらうわけだし(お食事会のお金は私たちは払う必要がありません)、その分をお祝いとして返すという考え方もあるよ、とのことでした。

いいか夫!!私はこういうことが知りたかったんだぞ!!!!!

 

私が考えすぎなのかもしれませんが、やっぱり日本人としては常識外れたことを避けたいですよね。非常識な人と思われるのはなんかつらい。べつに全員に好かれたいなんて微塵も思ってはいませんが、やっぱりお世話になっている人だったり、これからもいい関係を続けたいと思っている人に失礼なことはしたくない。。。。。

 

 

 

かなり長くなってしまいましたが、そろそろ終わりにしたいと思います。

これからもいろいろな日本との違いを痛感していくんでしょうが、一つひとつ学んでいけたらと思います。

それにしても写真が少なすぎてがっかり。天気がよかったら、絶景だったであろうすてきな場所でした。ドローン飛ばしたかったよ。。。。

 

 

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