病院内のバレンタイン事情

 

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今週のお題は「チョコレート」です。かなーり久しぶりに今週のお題に参加してみようと思います。

 

これは私が某公立病院で働いていたころなので、少し前の話になります。

【病院内のバレンタイン事情】なんて聞くと、

(。☉∆☉)「あの意地悪な○○先輩がイケメンの○○先生にチョコ挙げたらしいよ~」

なんて面白おかしい話が聞こえてきそうですが、実際はそうではなくて、各部署同士の義理チョコ交換がほぼ義務で行われている。。。。。という話です。(笑)

 

病院での勤務経験がある方「でたーーーーー!」と思われるかもしれませんが、ほとんどの方が「どゆこと???」ですよね。

 

たとえば私がA病棟で働いている看護師だとしたら、そのA病棟に働く医師、薬剤師など(看護師以外の職種)にチョコを用意します。これは個人個人が用意するのではなくて、A病棟としてA病棟の病棟費をつかって一年目の看護師たちが代表して買ってくるというものでした。

 

その1 病棟費とは

その病棟で働いている看護師から集められたお金で、主に毎月行われる病棟会の飲み物やおやつ代、退職者の送別の花やプレゼント代なんかに使われます。つまり、私たちの実費から集められた大切なお金で、その義理チョコを買うということです。

 

その2 女医さんにもチョコをあげるのか問題

一緒に働く男性医師にだけチョコをあげといて、女だからという理由だけであげないわけにもいかないのであげていましたが、こうなってくるとバレンタインとは?とついつい考えてしまいます。。。。私がいた病棟はリハビリ室とのかかわりも多かったので、リハビリ室へのチョコも用意していました。といった感じで、医師は約10人、病棟の薬剤師さん、リハビリ室、、、、など、細かいところは忘れましたが20個近くのチョコを用意したと思います。

 

その3 前年の様子を知らない一年目の看護師が全てを任せられている点

せめて前年のバレンタインの様子がわかっていればチョコも用意しやすいのですが、明確に誰に渡すかも、予算も決まっておらず、当日それを渡すところまでが一年目看護師の役割となっていました。私たちは3人しかいなかったので、定時をとっくにすぎた仕事終わりにチョコを選びに行き、当日はたまたま日勤だった2人が業務の合間をみてチョコを渡しに歩いていました。しかし一年目の看護師が業務の合間をみて行動するなんてそうそう簡単なことではないので、昼休みがほぼほぼチョコ渡し費やされた記憶があります。それでも、医師たちは手術だったり、外来だったりであまり病棟にいないので、これがなかなか大変なんですよ。

 

その4 お返しは本当に返ってきているのか

バレンタインに病棟⇒医師、薬剤師、他かかわりのある職員または部署にチョコを渡しているので、大体がホワイトデーにお返しをくれます。しかし、看護師は不定期な休みなんでホワイトデーあたりが休みだったりすると、休みが明けて出てきたころにはお返しのお菓子がほぼなかったりします。病棟費は払っているのに、お返しにいただいたお菓子はほぼ食べれないで終わる年もありましたね。(;▽;)

 

と、上記の理由から私は「こんなもんやめちまえ!」と思っている派なんですが、てかそもそも誰がこんなん始めたんだよって話です。

 

予想1 倍返しを狙って始まった

とりあえず医師にチョコを病棟としてあげとけば、お返しは倍返しでもらえるんじゃないかとの期待から始まった。

⇒実際は倍返しでお返しもらえてましたね。(笑)やっぱり看護師の人数を気にしてくれてるのか、量は多めでもらえてました。質に関しては、かなり個人差があったように記憶しています。手作りのクッキーをわざわざくれた先生もいましたが、普段そんなキャラの人ではなかったので正直気持ちワル・・・(以下自己規制)

 

予想2 本当は個人であげたいけどいろんな理由から病棟としてあげることにした

これがいちばん濃厚だと思うんですよね。先先先先先先輩くらいのだれかが、ある医師のことが好きだったけど、個人としてチョコを渡すには後のことも考えるといろいろ気まずいと思い、病棟からという名目でこの変なイベントが始まったのではないかと予想しています。(笑)

⇒私の病棟ではありませんでしたが、別の病棟の同期から聞いた話では、既婚の看護師の先輩が病棟からという名目で、お気に入りの医師にチョコを渡していた、という話を聞きました。キモ(´┐`)ォェー

 

番外 部署間での関係性を向上させるために始まった

一応、これが理由で行われていると先輩たちから言われたような気がしますが、こんなチョコなんかで作り上げられたチームワークなんていらねえよって話です。

 

 

 

全病院でこの変なバレンタインイベントが行われているとは思いませんが、少なくとも私がいた病院だけの話ではなさそうです。

 

一般の会社なんかでもこんなバレンタインイベントはありますか?

他の病院のバレンタインイベント事情も是非知りたいです。(笑)

 

義理は義理でも義理すぎちゃってなんのイベントなんだかわからなくなってますよね。経済回しに参加しているという考えもあるようですが、部署同士でのチョコの送りあいはなくしたいものです。せめて個人であげたい人にあげればいいんだと思う。

 

【私が看護部長になったあかつきには、この病院内での義理チョコ渡しイベントを廃止します!!!!!】なんて公約にあげてくれたら、思わず投票しちゃいそうです。

(※そもそも看護部長は投票では選ばれませんが)

 

一年目看護師の負担も大きいイベントなので、やっぱりなんだかな~と毎年この時期になっては思いだしてしまいます。

 

 

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オーストリアのコーヒーの種類について

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オーストリアのレストランまたはカフェに行ってコーヒーを頼もうとすると、下記ようなメニュー表記になっています。

 

Wiener Melange

Kleiner schwarze

Großer schwarze

Kleiner Brauner

Großer Brauner

Verlängerter

Häferkaffee

Eiskaffee

 

(;゚Д゚私)「え!普通にラテが飲みたいんだけど、いったいどれ?????」

 

 

ネットで調べてもいまいち違いがわからず、また店ごとでも多少異なる様子でした。しかし、最近ようやく違いが分かってきたので、まとめておきたいと思います。

オーストリアにご旅行予定の方の参考になれば嬉しいです。思い通りのコーヒーが飲めないってなかなかストレスですよね。(笑)

 

 

Wiener Melange  【ヴィーナー メランジェ】

ブラックコーヒー(エスプレッソにお湯を足したもの)にスチームしたミルクを注いだものなので、カプチーノに近いものになりますが、トップの泡がカプチーノのように繊細できめ細やかなで滑らかな感じではなく、もっとブクブクにスチームしたものです。コーヒーの上に白い泡が浮かんでいる感じ。

 

Kleiner schwarze  【クライナー シュバルツ】

ワンショットのエスプレッソ。(お湯もミルクも足さない。)

 

Großer schwarze  【グローサー シュバルツ】

ダブルショットのエスプレッソ。(お湯もミルクも足さない。かなーり濃いコーヒーですね。)

 

Kleiner Brauner   【クライナー ブラウン】

コーヒーカップに入ったワンショットエスプレッソと、自身でちょうどよく追加できるように、別の入れ物に入った冷たいミルクまたはクリームがついてきます。

 

Großer Brauner   【グローサー ブラウン】

コーヒーカップに入ったダブルショットエスプレッソと、自分でちょうどよく追加できるように、別の入れ物に入った冷たいミルクまたはクリームがついてきます。

 

Verlängerter  【フェァレンガーダー】

エスプレッソにお湯を足したもの(ブラックコーヒー)。アメリカーノを想像する方が多いかもしれませんが、エスプレッソに足すお湯が少なめなので、日本人からすると濃いめのブラックコーヒーになると思います。ブレンド?

これを頼むとウエイターさんに「mit Milch oder Schwarz?(withミルク?ブラック?)」と聞かれるので、ミルクが欲しければ「mit Milch bitte!」ブラックでいいなら「Schwarz bitte!」になります。

コーヒー頼むのにドイツ語話さなきゃいけないのかよ!と思われるかもしれませんが、きっとウィーンの店員さんたちは英語で聞いてくれるはずです。たぶん、、、、、

 

Häferlkaffee  【ヘッファーカフェー】

最近知ったんですが、これがドリップコーヒー(フィルターコーヒー)だそうです。おそらくこれがいちばん日本のコーヒーに近いんじゃないかと思っていますが、なんせロックダウンでカフェがしまっているので実証できずにいます。スミマセン

ミルクを入れてくれるのか、別につけてくれるのかなどそこら辺の詳細が不明です。

 

Eiskaffee  【アイスカフェー】

夏の暑い日に、さわやかなブラックアイスコーヒーだと思って注文すると大変なことになります。

冷たいコーヒーにアイスクリームが入って、さらにクリームがのっていたりします。日本のアイスコーヒーとは全然違うもので、どりらかというとパフェに近いものになりますのでご注意を。

 

 

※上記で説明しましたがお店によって多少コーヒーとお湯とミルクの割合が異なります。

※ドイツ語でKleinerは【小さい】、Großerは【大きい】を意味するので、私は当初コーヒーサイズのMかLかを示しているのかと思いましたが、まさかエスプレッソのショットの数を意味していたとは思ってもいませんでした。

※店内でコーヒーを頼んだ場合はお冷(水)も一緒につけてくれます。

 

 

 

で、答え合わせなんですが、私が求めている日本で言うラテにあたるものがないんですよね。。。。。。。

ラテよりもスチームミルクが多めなWiener Melange【ヴィーナー メランジェ】を選ぶか。濃いめのコーヒーに冷たいミルクを混ぜたVerlängerter【フェァレンガーダー】にするか。の選択になるかと思います。

 

 

モダンなカフェとかだとメニューにラテがあったりします。グラーツのモダンなカフェではアイスラテまでありました。(私が住んでいるところではアイスラテなんてなかなか手に入れることができません。自家製するしかありません。)あとはイタリア系のお店だとラテがゲットできます。

 

ちなみにオーストリアのスタバでは日本と同じようなメニュー表記だったので、通常通りのラテをゲットできました。

 

マックカフェにもラテが一応あるんですが、スチームミルクがブクブクだったり、アイスラテなのになんだかちょっとぬるかったりで、あまりおいしかった記憶がないのであまりお勧めできません。。。。(その店員さんのスキルなのか好みなのか)

 

素敵な外観、風景が楽しめるカフェやレストランに入ることをお勧めします♡♡♡

おいしいザッハトルテなどのケーキと一緒においしいコーヒーを楽しんでください(^^♪ 

 

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【ÖIF公式】オーストリアについて学べるドイツ語学習初心者向けの無料教材をやってみた感想!

 

現在までに1~18巻まで出ています。

1冊あたり10ページ程度で、オーストリアでの生活に必要な情報がA1レベルの問題をとおして学べるようになっていました。

 

 

  1. Zusammenleben und Nachbarschaft    【一緒に生活、ご近所さん】
  2. Gleichberechtigung in Österreich                【平等な権利】
  3. Schule und Bildung in Österreich              【学校と教育】
  4. Kultur und Tradition in Österreich                 【文化と伝統】
  5. Gesundheit und Vorsorge in Österreich    【健康と予防】
  6. Arbeit und Beruf in Österreich       【仕事と職業】
  7. Sicherheit und Polizei in Österreich      【セキュリティと警察】
  8. Kindergärten in Österreich       【幼稚園】
  9. Umweltschutz in Österreich       【環境保護】
  10. Advent und Weinachten         【降臨節とクリスマス】
  11. Essen und Trinken in Österreich      【食べ物と飲み物】
  12. Bewegung und Sport in Österreich     【運動とスポーツ】
  13. Unterwegs in Österreich         【乗り物とルール】
  14. Handwerk in Österreich                              【職人】
  15. Ehrenamt in Österreich         【ボランティア】
  16. Schutz vor dem Coronavirus       【コロナから身を守る】
  17. Familie und Partnerschaft in Österreich   【家族とパートナーシップ】
  18. Österreich und seine Bundesländer     【オーストリアの州について】

 

※右の【日本語訳】は公式のものではなく、私が内容を参考にしつつ勝手につけたのでちょっと意訳な部分もあります。参考までに。

 

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A1レベル向けとなっていますが、ÖIFの公式テキストには載っていなかった単語や、実践的な口語表現がとても勉強になりました。

オーストリア生活の情報が載ってるサイトの掲載もしてあるので、新しい発見も多々あります。

文法問題はA1レベルなので簡単ですが、一つひとつ丁寧に訳し表現を確認しながら解いていくと以外に時間がかかります。

食べ物や文化などについてはすでに知っていることでも、日本語で読むのではなくオーストリア側から発信されたものを読むのもなんだかおもしろかったです。

 

 

ここから無料でダウンロードできます。

↓↓↓↓↓ 

sprachportal.integrationsfonds.at

 

私はダウンロードではなく、ÖIFの店舗を訪れたときに全巻無料でいただきました。お近くの方は店舗に行ってみるといいと思います。

 

すでにA1を取得した方でも、学びが多い教材だと思いましたので、興味がある方は1冊トライしてみるといいと思います!!

 

ちなみにオンライン授業でもたまに先生がこの冊子からの教材を使っています。すでにその問題を知っているはずなのに、忘れてしまっていることに気付く瞬間が本当に悔しい。(笑) 早くドイツ語ペラペラペラ子になりたいですね。hahaha

 

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