日本にお住まいの方からするとビックリかと思いますが、現在オーストリアでは一人につき月に5回分のコロナ抗原検査を無料でもらうことができます。
看護師目線からでもなかなか面白い体験だったので、ここにまとめておきたいと思います!!
ー目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1、コロナ抗原検査キッドはどうやって手に入れることができるの?
2、検査キッドの中身
3、検査方法
4、まとめ
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1、コロナ抗原検査キッドはどうやって手に入れることができるの?
ウィーンだとまずは取り扱いのあるApotheke(薬局)に電話連絡をして取りに行く流れだと聞きましたが、私が住んでいるところでは別件でたまたまApothekeに行ったときに、コロナの検査キットが欲しい旨を伝えたら、夫と私のeカード(健康保険証)を提示しただけでそれぞれ5回分の検査キッドが入ったセットをもらうことができました。
2、検査キッドの中身
(右上から時計回りでいくと、)
①極細綿棒 5個
②綿棒と検査液を混ぜる試験管の役割するもの 5個
③その試験管に取り付けて判定プレートに滴下するスポイトのようなもの 5個
④検査液 5個
⑤判定プレート 5個
この簡易的コロナ抗原検査についての説明書
両面で検査手順(方法)についての説明書がついてきました。
3、検査方法
お察しのいい方はもうお気づきかと思いますが、インフルエンザの検査ととても似ていますよね!
①手洗い
②極細綿棒で鼻の奥深くをぐりぐりする
③検査液を試験管代わりのプラスチックに入れ、そこに綿棒を入れる
④そのプラスチック容器にスポイトを取り付け検査プレートに3滴たらす(下のSの部分)
⑤15分間待つ
⑥判定
Cにライン:陰性
CとT両方にライン:陽性 コロナ!!!!!!
Tにライン、またはどちらにもラインなし:判定不能、やり直し
だそうです。これはあくまでも簡易検査なのでもし陽性が出た場合は自主隔離を行い専用のホットラインに連絡し、さらに詳しい検査を受けてくださいとのことです。
4、まとめ
綿棒で容赦なくしっかりと鼻奥をグリグリして検体をとってこれるかがカギになるかと思います。自分が看護師で患者さんにグリグリするときは容赦なくやっていたのですが、自分にやるのはなかなか大変でした。(笑)涙は出てくるし、痛いしで結構きついんですよねコレ。
この検査が出る前は、“PCRの試験会場に行って受けなさい”とオーストリア政府からは言われていたんですが、コロナの検体を取り扱っているところかつ人と接触するという状況がどうしても感染リスクが高いと考えてしまい、私は会場に行くのが嫌でした。しかし、自宅で人との接触を避け感染のリスクもなくできるこの検査はとてもいいと思ったのでやってみることにしました。
日本ではコロナ患者が出たときに、その同居家族で介護者(濃厚接触者)だとしてもコロナ検査を受けさせてもらえないということ聞いて正直信じられませんでした。なんだか理由はよくわかりませんが、コロナの感染者が日本は少ないのは、やっぱり検査数が少ないのでは、、、、、、?と思ってしまいます。
コロナをもらうことばかり考えてしまいますが、無症状のコロナ患者が多いと聞くので、やっぱり自分もすでにコロナに感染している可能性があり、人に移してしまう危険性さえ日常にあるということを忘れてはいけないと改めて思いました。
自宅にこもってばかりいれた先月とはことなり、今月から働き始め毎日たくさんの人と触れることが多くなったので、定期的にこの簡易検査をやろうと思います。
早くコロナ終れ!!!!!!!!!!