片麻痺がある方をケアする人(看護・介護)におすすめの○○体験とは!?

 

こんにちは。

突然ですが看護や介護をするときに、“(その病気や障害を)自分は経験したことないのにその患者さんや利用者さんをケアするのって難しいな”と思ったことはありませんか?

 

私は、看護学生の時の母性実習ですごく思いました。

 (°д°)私「出産どころか、妊娠したことさえないのに看護しろとかムズくね?」

で、馬鹿だから正直に担当教員に言ってしまったんですね、

 ヽ(`Д´)ノ教員「当たり前でしょ!プロとはそういうことなのよ!!」

と、若干痛いところを突かれたというように教員はキレ気味で返答してきましたが、いまだにこれは看護するうえで難しいポイントだと思っています。

いくら教科書を読んだって、実務経験を重ねたとしても実体験には及びません。と思っています。※個人の意見です。

 

で、そんなピュアな心を失いかけていた看護師3年目の春、上司でもあった脳卒中リハビリテーション認定看護師による勉強会で、“片麻痺体験”をしました。

必要なものはベッドだけ。ベッドに左半身だけを乗せて右半身は浮かせるというもの。浮かせるといっても、実際にやってみるとわかるのですがベッドから落ちます。もちろん反対側もできます。

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下手くそな絵で申し訳ないのですが(笑)、要はこんな感じになります。簡単そうに見えますが実際にやってみると恐怖でしかないです。ベッドに乗っている左半身だけで右半身を支えることは困難です。“麻痺”というと“動かせない”ということばかりにフォーカスしてしまいますが、この体験を通して麻痺があるということはまず一番に“バランスが取れずにとても怖い”ということを知りました。

顔の麻痺のイラスト(FAST)

2年以上も麻痺のある患者さんを看護してきたのに、こんなことを知らずにやってきたのかと申し訳ない気持ちになり反省しました。

“動かしづらい”+“バランスが取れなくて怖い”ということを理解してからは、介助の仕方や声のかけ方、ご家族への説明の仕方など本当にいい意味で自分の看護(業務)の仕方が改善できたので、まだこの“片麻痺体験”をやったことがない人はためしに家のベッドでもいいので是非やってみてください。

 

冒頭で書いたように、実体験とはいきませんがこの体験は片麻痺のある方をケアするスタッフにとって絶対に価値のあるものになると思います。

 

 

 

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