二次救急病院の応援ナースの面接に行ったところ、看護部長から「配属なんだけど、、、
透析室どうかしら?」
と言われ、透析室の経験はないし内心病棟がよかったのですが断れず、副看護部長と透析室見学に行くことになり、そのまま配属が決定になりました。
詳細はいろりろありますが結論から言うと、、、
応援ナースで透析室配属になったのは良かったと思っています!!!
実際の業務詳細の前に ❝応援ナース❞ にたいする私の考えなんですが、、、
- まず ❝応援❞ という肩書を重く感じる。【応援しに来ているのに、逆に邪魔しに来ていないかというプレッシャー】
- 配属に関して、文句は言うべきではない。【その病院で看護師が不足している部署に看護部長が応援ナースを配属させたいのは当然であり、その不足を補いそこの看護師をヘルプすることこそが応援ナースの仕事】
- とにかく即戦力になれるよう、最初の努力が重要。【わからないことはきちんと伝えるが、何度も説明してもらわないようにする。】
あくまで私の考えにすぎませんが、特に3は人間関係を円滑にし、お互いに働きやすくなると思っています。
では、なぜ透析室配属がなぜよかったと思ったのかご紹介していきます。
月給:35万 + 時間外手当
派遣期間:6か月 (オンコールなし、日勤と早出勤務のみ)
配属初日 透析室看護師長よりオリエンテーション
【オリエンテーションといっても、透析の機械の前に行くこともなくひたすら話を聞く】 看護師不足じゃないんかーい!(゚Д゚;)業務内容というより、❝透析とは❞見たいな概要の話ばかり
2日目以降は先輩看護師さんの後ろにつき、説明を行けながら業務を見学。
ひたすらメモ。見学しながらメモメモメモ。
期間が6か月のみのため、穿刺はしなくていいとのことです。
ベッド数:20床弱
1チームは外来患者+入院患者 2チームは外来患者 を担当。
私は1チームでした。
■一日の流れ
月・水・金の基本的な流れ
8:30 朝の会
8:40 患者入室
【患者さんは体重測定をすまし、それぞれのベッドに行きます。看護師は体重が透析機械(コンソール)に体重がとんできているか確認】
体重測定が終わり次第、ペアで穿刺にまわる
【看護師または臨床工学技士(SEまたはME)とペアを組む。一人は穿刺者となり、ももう一人は介助と機械の準備をする】
全員穿刺が終わったら、受け持ち患者を回る
- 機械が医師の指示通りに動いているか
- 穿刺の観察
- アラームの設定確認
- 血圧、全身状態の観察
- 前回の透析から今日までなにか変わりがないか観察 等
10:00 穿刺部観察
11:00 遅出に引き継ぎ1時間休憩に行く
12:00 引継ぎをうけ、それぞれ患者の観察に行く (遅出休憩1時間)
13時過ぎ 返血
【ほとんどの患者が4時間透析のため、開始した順に返血の時間が来る。返血は基本的に一人で行う。】 毎回血みどろにしないか緊張した( ;∀;)
返血の操作は慣れれば記録を含めても、5分程度で終わります。
返血の操作後に10分の止血時間あり。アラーム設定。
10分後、止血を確認し、患者さんは退室される。
退室後のベッド清掃。
コンソールの清掃と次の患者のコンソールの準備はSEさんがしてくれる。
14:00 午後患者入室
【午前と同じ流れ】
穿刺と介助は日勤も行うが、午後は遅出の人が受け持ちを持つため、日勤はお手伝い程度。
15:00 カンファレンス
日勤の日はこの時間暇すぎて死にそうだった
17:00 退勤
火・木・土の基本的な流れ
【月水金と業務内容は変わらないが、時間が早い】
7:00 勤務開始
7:10 患者入室
【同じように体重測定、穿刺、受け持ちの観察を行う。】
8:30 日勤出勤 朝の会
9:30 穿刺部観察
10:30 早出は一時間休憩 日勤者に引き継ぐ
11:30 すでに始まっている返血に参加する
清掃
12:10 午後の患者入室
【同じように体重測定、穿刺を行う。】
日勤は受け持ちをまわる
【午後は遅出が受け持つため、日勤はお手伝い程度】
13:30 日勤休憩一時間 早出に引き継ぐ
14:00 カンファレンス
15:00 早出退勤
16:30 返血開始
清掃
17時過ぎ 日勤退勤
18:30 返血開始
19時過ぎ 遅出退勤
外来の患者はこの流れで皆さん動きます。
入院患者は一度に来室されると対応困難なため、順に来ます。0~5名くらい。
《外来患者さんの様子》
私の勝手な想像ですが、透析を受けている患者さんや糖尿病の患者さんって、かなりキャラ設定が濃く、経験上少し苦手意識がありました。 本当に勝手ながら申し訳ありません。
しかし、実際の患者さんは確かに個性が強めではありましたが、特別なにか業務に困ることはなかったです。
経験上まったく話を聞いてもらえなかったり、毎回怒鳴られたりするのかと恐れていました(;'∀')怖
《入院患者さんの様子》
透析導入患者さんはカテーテル(外シャント)で透析をされていたり、シャント増設直後だったりと、オリエンテーションを行います。
呼吸機を使用していたり、がんでターミナル期にある方は、全身状態がかなり悪いので、透析中にショックをおこしやすく、毎回輸血を行うなど全身管理が必要でした。
重症のため、透析室に来られない患者さんは出張透析に病室へいきます。
穿刺の介助や、返血など、細かい仕事はまだまだたくさんありますが、大体の流れはこんな感じです。
《なぜ応援ナースで透析室配属がよかったと思ったか》
- 透析看護を学ぶことができた。【病棟で一人でも透析室経験者がいると心強くないですか?】
- 夜勤がない。
- 開始と終わりは忙しいが、透析中はわりと暇。【もちろん観察は怠らないようにしますが、ショック等おこらない限り忙しくない】
以上、こんなところです。
今回、穿刺ができなかったのがとても残念ですが、半年だけだったので仕方がないですね。
患者さんにご迷惑をおかけるするわけにはいかないので。。。
《最後に》
はじめは気持ちが進みませんでしたが、透析室での経験ができてよかったです。
丁寧にご指導していただいた看護師さんと、SEさんに本当に感謝しています。
特殊部署ではありますが、今回の学びはとても大きかったです。貴重な経験ができました。